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「インドもの祭り」の目玉商品

アナンダのゲストハウスがインドに完成!

清潔で快適な田舎に安く泊まれますよ!

そこに泊まって何をするのかと言うと、実はこれがアナンダの長年の夢・・・村々につながりの深い旧友、ヴィレンドラさんが、村の手作り職人たちに紹介してくれます。(すでに、あちこちの村の染め屋、刺繍屋、ラグ織り工房、木工、石細工、鍛冶屋、などに話しはしてある)村の職人のものを見て、自分も作りたいなら、そこに行って習って、自分のものを作る。もし、まぐれにでも良い物が出来たら、その職人に、それを何個でも自分で注文して帰る。物が出来たら、アナンダがまとめて日本に輸入してあげる。

それを「インドもの祭り」で売っても良いし、どこかのクラフト市でも、自分でどこかの小売店に卸しても良い。・・・実は、アナンダは以前から「自営業塾」を始める夢を温めて来たのです。手作りの国インドは小さな規模から始められるから、美大系、テキスタイル系の学生達には学生の頃からでも、自分の物が金になる(かも)という経験をさせて置くと自営業に繋がる。アナンダも手作り品の商売を始めたのはインドからだった。

商売の自営、自立の塾は、実は手はかからない。つまり、「自立」なのだから余計なことは言わない方が良いのだ。難しい面もあるが「自分で考え、自分で試す」「正直に現実を計算する」が大事なのだ。

学校教育では自営業は教えない。それは歴史的に仕方がないのだ。学校は大企業の従業員養成、労働者選別機構なのでテストテストで上下に分けるのは当たり前の事。だが、日本に自立、自営業の育つ環境、若い自営人口が増えると、きっとこの国は面白くなると思う。

アナンダは、現地(ジャイプール)に「ANANDA Village Crafts Pvt., Ltd.」という法人を作った。紡ぎ車や織りの道具などの木工品、手つむぎの綿糸や布「カディー」、など、沢山の物をまとめて、時にコンテナで輸入している。毎年、アナンダのインドグループツアーは参加者が自分の暮らしに使えるものを自分の手で作って来る。これが面白い。もう20年以上も続いて居る。参加した人の中には、何人も自分でメーカーを立ち上げて自立して、中にはかなり大きな会社になって居る人たちも居る。

昔、ペルシャの詩人が「自分は鳥カゴから出られて、自由になった」と喜びの詩を唄った。これを聞いた時に、自分の心に、密かに社会的な縛りが忍び込み、それは理想像だったり、上下に比較評価される尺度、善悪、優劣、良い悪いの評価。更に、この社会の目が自分の「飯」に関わっていて、点が悪いと食えなくなるとなれば、文句なく外からの評価に従わざるを得ない。それが鳥カゴなのだ。自分の手で自分の飯を稼げたら、鳥籠は消える。