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夕飯のキムチ鍋を作る前にパパッと染色💨

レインボー染め

お料理気分で台所で染める事ができるレインボー染でUKのライランドフリースから紡いだ糸を染めています。

元々の色はトーンの落ち着いた生成でした。
少し緑味を帯びた深めの濃い青色に染めたかったので、いつもよりも染料の量を増やしています。

今回は一色に染めたかったので、お鍋に糸がしっかり浸る分のお湯を入れて、お酢と直接染料を入れて色味と濃さをある程度確認してから糸を入れる方法をとりました。
気軽に、調味料を足して味を整えるように好きな色味になるまで、青黄色赤をチョチョイ。
また同じ色を作りたい場合は染料の量や各色の配合比率を計って記録しておくといいですね。
とはいえ、加熱する温度や時間、同じ羊毛でもそれぞれそれ染め上がりの風合いや発色も変わってくるので、私はもうこの色は一期一会!と腹を括って楽しみます。

染料の名前通り、レインボー染にしたい場合は説明書の通り、精錬した素材に少しずつ染液をかけて含ませていく方法がおすすめです。染液をかける際は少しずつ、加減しながら鍋底で染液が混じり合わないように上から押して素材に染料を含ませていくと、底の方で混ざりすぎずに染められます。

ムラにならないように気をつけつつ、焦げないように気をつけつつ、フェルト化にはもっと気をつけつつ…気にしてチョイチョイ弄らない事も大事。

好みの色に染まったのを確認、もしくは染料が全て糸に吸収されて染液が透明になったら、が染め上がりのサインです。
しっかり加熱をした上で、もう好みの色になったけどまだ染液が透明にならない…と言う場合は一旦入っていたものをあげてから改めて別なものを入れれば染料をしっかり使い切る事ができます。
色素のある液体を捨てる事って抵抗もあるし、もったいないので透明になるまで楽しみましょう。

レインボーセットの説明書ではウールは1キロ染められます、と記載しておりますが、薄く、明るい水彩色の色がお好みの場合はもっと多くの量を染められます。
この染料で染められるのはウール、獣毛、シルクなどの動物性の繊維です。綿や麻などの植物性の繊維には適しませんのでご注意ください。(植物染みたいにご汁や牛乳などを使ってタンパク質を付着させてから染める方もいらっしゃるようです💦)

ウールの場合は、鍋で眺めている時よりも染め上げて濯いで乾かすかなりトーンが明るめに仕上がっていることに驚きます。
濃淡は染料の量を加減して調整して下さい。
レインボー染めの染料はセットでも単品でも購入が可能です。

まだ乾いていませんが、フリースの元々持つ生成色との相乗効果で深みのある発色になりそうで楽しみ!

撚り止めも省けて一石二鳥✨
染め方も、フリースの段階で染める、糸にしてから染める、製品にしてから染める…など楽しみ方は無限に広がります。

暖かくなってきた今日この頃。
ぜひ染色を楽しんでみて下さい。